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ブルックリン虹のかけ橋日本語学校
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12月16日 3年生授業報告と宿題

12/29/2017

 
今週は冬休みの宿題である『納豆作り』にちなんで、納豆の由来についてお話をしました。弥生時代から受け継がれている日本の伝統料理、納豆ですが元はと言えば藁に潜んでいる納豆菌と大豆の偶然の巡り合わせでした。人と人が偶然に仲良くなるのと一緒で、食べ物にも偶然のめぐり合わせでおいしくなることがあります。千佳子先生が持ってきてくださった納豆を実際に食べてみたり、触ったりしながら納豆の性質を学びました。MちゃんもKちゃんも納豆の糸が引くのを楽しみながら美味しいと言って食べていました。納豆は意外にも子供たちに大人気でした。
冬休みの宿題ですが、納豆菌の粉を渡してあるので、最低でも二回は作ってきてくれたらと思います。
失敗してもいいので、1月6日に持ってきてください。
冬休みの宿題がたくさんある中大変ですが、息抜きとしてやってもらえたらと思います。
よろしくお願いいたします。
冬休みの宿題はすべてプリントのチェックリストにありますが、質問などがあるときはいつでも聞いてください。(メインレッスンの絵が終わってないのでお家で完成させてきてください。)

先週は、素敵なメッセージカードをありがとうございました。
素敵な冬休みを♪
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12月9日 3年生授業報告と宿題

12/29/2017

 
メインレッスンは前回の宿題(おからで1品料理)の発表から始まりました。前回から1ヶ月も経つので忘れている事もありましたが、二人とも綺麗に手順の絵を描いて来てくれていて、手順を一つ一つ辿りながら発表してくれました。

先週は、発酵文化についてのお話をしました。同じ腐敗した食べ物でも食べられて、さらに人間の栄養源になるもの。カビが生えてしまい、人間の害になるもの。説明するのは簡単ですが、やはり実際に体験しないとわかりません。そこでカビが生えたホームメイドのクッキーを持って行き、実際にどのようなものなのか二人に見てもらいました。カビクッキーを見てギョッとするMちゃんとKちゃんでしたが自分たちから進んでクッキーを観察しようとする意欲が見られました。気持ち悪い!食べたくない!と拒絶反応を示していましたが、発酵(腐敗)しているものを食べる文化がある私たちにとって何が食べられて、何が食べられないのかを自分たちの感覚で判断できるというのは大事なことです。
メインレッスンの絵は、大豆の絵を開くと大豆が発酵し味噌や納豆になるような見開き式にしてみました。 食卓にもし発酵食品が出た時は復習も兼ねて発酵食品についてお話をしてみてください。


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12月16日 高学年授業報告

12/22/2017

 
いよいよ今年も最後の授業となりました。今日は体育の時間に獅子舞の練習をしました。そのあとは、もうすぐ10歳になるTくんのお誕生日を、小学部全員でお祝いしました。Tくんのお母様、やさしいお味のおいしい三色団子を皆に差し入れ、ありがとうございました。

さて、今日のメインレッスンですが、一年の最後で気を引き締めて。。。と臨みたかったところ、生徒達はもうホリデイ気分なのか、それとも学期末で疲れていたのか、みなちょっとそわそわしていて、気が散漫になりがちでした。英語での無駄話も多く、なかなか思いどおりに授業が進めることができず、教師としての自分の未熟さも感じました。学校が楽しいのはとてもよいことですが、メインレッスンにはもう少しけじめをつけて参加してもらえるよう、いろいろな工夫が必要なようです。

まず始めに漢字クイズをしました。できた、できなかったに関わらず、みなさん、お家で漢字をしっかり練習した形跡は十分に認められました。これからもひき続き、この調子でがんばってください。

次に、秋からしばらく取り組んでいる古代ギリシャの世界観についての、少し長めの文を私が読みました。その間、生徒たちはそれぞれのノートに、波のような幾何学模様のフォルメンを練習しました。やっと訪れた静寂。話に耳を傾けながら、一生懸命、集中してフォルメンを描きました。(これは後ほど、本日のメインレッスンブックの枠組みに使用する模様です。)この静寂と子ども達の集中力は本当に宝です。何とかして、この静寂をもって、毎回メインレッスンを始めたいものです。

話が一通り終わると、その説明されている古代ギリシャの世界像を私が黒板に図説化しました。この時、話の内容を確認しながら、それを完結にまとめた要約文を見せて、それを一緒に読みながら、書かれた内容について話し合いました。フォルメンを描いていた時の集中力はここでパッと切れ、また注意散漫に無駄話を始めたりそれにつられる生徒もいて、一人一人がどこまでこの説明文を理解したかはいささか疑問に残りました。でもとにかく、それぞれに私の板書の図説をしっかりとメインレッスンブックに描き写すことはできました。(みなさん、絵はいつも申し分のない素晴らしさですね。)

この日はもうそこで書道の時間になってしまい、授業はおしまいとなりました。よって、生徒たちは図説を描いただけで、肝心の要約文を書写する作業が殆どできませんでした。冬休みの宿題として、お家で完成させてきてください。(詳しい指示は最後にあります。)

今日もN先生に書道を指導していただきました。また、アシスタントとして補佐してくださった、3年生のMちゃんのお母様もありがとうございました。今日のお題は「ゆず湯」。いよいよ数日後に冬至を控えていますが、みなさんももしゆずを手に入れることができたら、ぜひ一年の健康を願って、ご家族で温かなゆず湯に入ってみてくださいね。3人とも、しっかりと書道の練習ができました。

次回のクラスは、1月6日となります。この日はオープンハウスで、メインレッスンの途中に、『枕草子』の冒頭の朗唱を、お正月の会に向けた練習がてら、一度披露します。授業内容は、その理解を深めるためにも、また新年に日本の四季についての意識を高めるためにも、その朗唱文をイメージ化してノートに描く予定です。冬休み中に担当箇所を、練習してきてくださいね。

以下、冬休み中の宿題です。(優先順位順に書いてあります。)

1)添付された私のノートを手本に、メインレッスンノートに「古代ギリシャ」の要約文を仕上げる。(みなさんが図説を描いたページの反対側に書いてください。)この時、色も書かれた通りに、色分けして書写してください。(私はゼウスとその妻ヘラを黒い壺の中に描きましたが、この絵は多分描く場所がないと思うので描かなくても結構です。)ノートは波のフォルメンで枠取りして、仕上げてください。

2)その要約文に出てくる漢字を練習する。
世界(3年生、3年生)
平たい(3)
信じる(4)
古代(2、3)
住みか(3)
海(2)
部分(3、2)
地中海(2)
太陽(2、3)
月(1)
東(2)
考える(2)
集まる(3)
毎日(2、1)
妻(5)

低中学年で習う、比較的簡単な漢字が中心ですので、数は多いですが、読み書きができるように、しっかりおさらいしましょう。

3)『枕草子』冒頭の朗唱の練習。春:全員、夏:Dくん、秋:Lちゃん、冬:Tくん

4)笛の練習:引き続き「月」(レシレシソラシ〜)「もみじ」(シ〜ラソラシソ〜レ〜)もう簡単に吹けるようになっているとは思いますが、ここであえて、心をこめて、「いい音」で吹けるように、いろいろ工夫しながら吹いてください。どうやったらいい音がでるのでしょうか。どういう音が心に響くいい音なのでしょうか。とにかくよく音を「聴く」練習が大切です。

5)ギリシャ神話の発表
Tくんは「ヘルメス」、Dくんは「ディオニュソス」。Lちゃんは「パラス・アテナ」について、それぞれがどのような神さまなのか、調べて、文にして、絵と一緒に発表してもらいます。1月27日の前期最後のクラスで、みなの前で発表してもらおうと思います。一人3〜5分程度で結構です。冬休み中に下調べができると良いです。メインレッスンブックに見開き2ページ、自由に書いて(描いて)きてください。

6)オプショナル宿題1:翻訳
ギリシャ神話で読んだ「プロメテウスの火」の一場面を、英語から日本語へ翻訳します。ほんの5行程度なので、英語、日本語と両方、をこれもメインレッスンブックに見開き2ページで書きます。英語のテキストは、今週中にEメールで送ります。

7)オプショナル宿題2:美術館
休み中に、Met か Brooklyn Museum に行き、古代ギリシャの遺物を見て、気に入ったもの一点の絵(と題名、年代のメモ)をメインレッスンブックに描いてくる。

宿題がいろいろと出ていますが、案外冬休みは短いですし、できるところからできるものを無理しないで取り組んでください。特に、1〜4に重点を置いてください。4〜6はもう少し長期的な視野で、1月27日の前期の授業終了前に終わらせるという風で結構です。(でも5の準備は休み中に始めましょう。)

それではみなさん、よいクリスマス休日とお正月をお過ごしください。
小学部高学年担任
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先生のノート
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生徒のノート
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生徒のノート
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今月の書道

12月3日(日)『ブルックリン日本語教育事情パネルディスカッション』

12/18/2017

 
先日12月3日(日)に行われた『ブルックリン日本語教育事情パネルディスカッション』が週間NY生活6、17ページに掲載されました。ご参加下さった皆さま、ありがとうございました。ブルックリン虹のかけ橋日本語学校をよりよく知って頂くため、今度は1月6日(土)のオープンハウスに足をお運び下さいますようお願い申し上げます。詳細は、info@bnjcc.org まで。
https://www.nyseikatsu.com/editions/659/html5/index.html
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12月9日 小学部高学年授業報告

12/12/2017

 

アドベントを迎えても、比較的穏やかな日が続いていましたが、今朝は一段と冷え込みました。今日は朝から保護者の皆様も、まずは小学部の、そして学校全体のコミュニティーミーティングと、お疲れさまでした。朝の会と体育の時間が終わる頃、予報どおりに雪が降り始めました。急に寒くなりましたので、体調が万全ではない生徒が多く、Tくんは早退きとなってしまいました。お家でゆっくり休養できましたでしょうか。

そのような訳で、本日のメインレッスンは少し寂しく、DくんとLちゃんの二人だけでした。まず、C先生が作成してくださった漢字のクイズをしました。難しい字も含まれていましたが(「巨人」「不思議」「鎖」など)書けなかったところはおさらいしておきましょう。

次に、前回代行の先生と一緒に勉強した「プロメテウスの火」の要約文の書写が二人とも文の途中で終わっていたので、きりのよいところまで文を書きました。約一ヶ月間学校がありませんでしたので、話の内容を思い出すためにも、キーワードとして、5年生にぜひ知っていてほしい大切な漢字・熟語を私が板書して紹介しながら、いろいろと物語の細部について話し合いました。今日学んだ漢字は以下のものです。(数字は通常習う学年を示しています。)

地上(2)
戦争(4、4)
味方(3)
人間(1、2)
武器(5、4)
火の花
かん臓(6)
自由(2、3)

特に、太字になっている「戦争、味方、武器、(かん)臓」は、高学年のみなさんにぜひ知っていてもらいたい概念なので、しっかり読み書き、練習しましょう。上の8個の熟語の読み書きを次回テストしますので、時間はあまりないですが、準備してきてください。ただ書ける、読めるでなく、意味もしっかり覚えてほしいので、テストは「プロメテウスの火」の内容だけはなく、少し応用した、ちょっと頭をひねらせるようなものも含む予定です。(テストは今回は前もってお渡ししません。なお、最後の「自由」は黒板に書きませんでしたが、意味、読み方を確認して、メインレッスンブックに書き足しておいてください。あと、Lちゃんは絵を描くのに夢中だったので「かん臓」の「臓」を書きませんでした。「心臓(ハート型)、じん臓(豆型)」と一緒に、板書の写真を参考に、ノートに書き足しておいてください。)

次に、「そこで、プロメテウスは、空にきらきらとかがやいている、あのゼウスのふしぎな火の花を、人間にとってきてやることにしよう、といいました。そして、アシの茎をもって、雲の上のオリュンポス山へのぼっていって、赤い火の花をこっそりアシにうつすと、地上におりてきました。」(石井桃子編訳、『ギリシア神話』, pp. 21-22) という一節に焦点を置き、その情景をまずメインレッスンブックに、絵にしました。

イメージが豊かになったところで、今度は同じ場面を水彩画で描きました。始めに「レモンイエロー」で大まかな輪郭や山、天と地の境を描き、次に「プルシアンブルー」で空、そして黄色とまざって山が緑になり、また大地の上に蘆が出て、次にいよいよ「レッド」で火の花が茎にぽっと灯り…と、色の世界がにじみとともに、広がります。同じ画材を使って描いても、十人十色になるのがにじみ絵の醍醐味です。

「あー、このいろきれいだね」とLちゃん。空の青が赤い花と混ざって思いがけなくきれいな紫色の雲が出現して、嬉しそうでした。Dくんの絵は、とても力強く、ほのぼのとした「火の花」が元気いっぱいに咲きました。集中して描いたので、ちょっと一息と窓に目を向けると、しんしんと雪が降り続けています。暖炉の暖かみを直に感じながら(=窓の下のオイルヒーターに寄りかかって)、鮮やかな色彩に疲れた目を白い雪で休めるなんて、何と贅沢なことでしょう。

私は先日、あるところでシュタイナーの「十二感覚」についての講義を聴いたのですが、そこで学んだことによると、触覚にはじまるこの「十二感覚」、生命感覚、運動感覚、バランス感覚、臭覚、味覚と続いて、7番目が視覚、8番目が暖かさ、9番目が聴覚となっています。(そして10番目が言語感覚、11番目が思考、12番目が自我…と、段々高次なものになっていきます。)水彩画で色彩に没頭し、また降り積もる窓の外の雪も眺め、暖炉の温かみを体に心地よく感じていると、自ずから聴覚の世界へと私たちは誘われました。

特にそのように意識的に授業の進行を計画した訳ではなかったのですが、頭と目を精一杯使ったので、自然と、あとはリラックスしながら課題となっていた『枕草子』の冒頭の暗唱の練習に移りました。今日はただ暗唱をするだけではなく、これからお正月の会に向けて、これをパフォーマンスとして仕上げていくにあたり、ライアーの音も入れてみようと、暗唱する前にそれぞれがライアーでグリッサンドを一度して、その音の静けさに聞き入ったところで声を出す、春(全員)ー夏(Dくん)ー秋(Lちゃん)ー冬(Tくん)と、バトンのようにライアーを手渡して季節を繋げていく、そういう構想ですよ、と説明しました。清少納言の言う、「おかし」「あはれ」という心情は言葉では説明しにくいけれど、ライアーの音が静寂の中に消えていく、その余韻のもたらす感動と似ていると思うのです。消えていく音をしっかり聞きながら、四季それぞれのしみじみとした情景を心に思い、声を出して見ましょう、と。ライアーは爪弾きではなく、指の腹でやさしく弦に一本一本ずつ触れ、音を出しましょう、と。

最近ギターを習い始めたというLちゃんは、ライアーを一旦抱きかかえたらもう離さず、この楽器はペンタトニックで調弦されているので弾ける曲は限られているのですが、それでは「出た出た月が/ レシレシソラシ」を弾いてみようかと私が言うと、間も無く、今日初めて触れた楽器で早速に弾いてくれました。「これどこで買ったの?」と、大層この楽器を気に入ってくれたようです。

Dくんもそんな瑠菜ちゃんとライアーを眺めて、「星みたい」だね、とその丸っこい形が気に入ったようです。すると、Dくんが「もういっかいやってみる」と、暖炉の上から突如と飛び降りて、カバンの中から自分の笛を取り出して、「ソミソミドレミ〜」と笛で「月」を吹き始めました。(Dくんが「もう一回」と言ったのは、朝の放課の時にすでに、私と笛の特訓をしていたからです。)ライアーがペンタトニックなので、それでは「レシレシソラシ〜」に移調して吹いてみましょうと、その場ですぐに、ライアーと二本の笛のアンサンブルになりました。暖炉の上に座り、三人で窓の外の降り積もる雪を眺めながら、ライアーと笛の即興演奏。それがどれだけ美しく、心温まるものであったか、思い出しただけで微笑ましく思います。

教育において、生徒それぞれが自発的に何かをやりたい、成し遂げたいと思う気持ち、その行動力に勝るものはない、と改めて実感しました。そのような気持ちが芽生え、行動に移された瞬間、もうすでに何か美しいことが起こっています。初雪のこの日は、教師である私も感覚的に、いつも以上にすばらしい経験をさせていただくことができました。16日は今年最後の授業となります。二週続きとなりますが、漢字テストの準備、今週もがんばってください。(次回は古代ギリシャの楽器について勉強します。冬休み中の課題も説明しますので、お楽しみに!)

小学部高学年担任

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「プロメテウスの火」より、漢字
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生徒のメインレッスンノート
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生徒のメインレッスンノート
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生徒のメインレッスンノート
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水彩画を描き終え、窓の外から雪を眺めている
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雪が降り積もる中、暖炉の上で、作品を乾燥させている
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生徒が描いた、個性豊かな「赤い火の花」
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ライアーと笛の即興演奏が始まりました

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