3月7日 今日はひな祭りのお祝いをしました。スナックの時間に両学年が集まって甘酒を少したしなみ、ひなあられをいただき、 『うれしいひなまつり』を歌い、E先生にはひな祭りにまつわるお話をしていただきました。普段聞き慣れない名称、三人官女、五人囃子、おだいりさま、など不思議そうにどういう人たちなのだろうと聞き入っていました。とにもかくにも、ひなあられは人気で何回もおかわりして食べている生徒がいました。甘酒に関しては好き嫌いが分かれていましたが、実は私も小さい頃は嫌いでした。あの何とも言えない臭みと変わった甘みがどうも受け入れられなくて、、でも大人になってお酒が飲めるようになったら、これも何となく美味しく感じられるようになりました。何事も経験することは大切で、子供のときに好きではなくて一口飲んで後は飲めなかったものなど、大人になってもその美味しくなかった味を何となく覚えているものです。そんなことも子供たちにとっては良い体験になるでしょう。子供たちはおうちでもちらし寿司を食べたとか、菱餅を頂いたことなど色々な体験をお話ししてくれました。日々忙しい中、このような行事はついおざなりにしてしまいがちですが、このように周りの大人の心遣いでささやかでもお祝いしておくと、子供たちの大切な一生の思い出になるのではないかと思います。一年一年、やってくる行事を大事にしたいものだと実感しました。 メインレッスン:「かず」 かけ算導入の際に本日は「かける」が登場しました。かけるは同じ数だけ並んでいると、いちいち足さないでそれをある一定の法則で「かける」という行為で即計算してしまうのです。せっかちで階段だって2段飛ばし、3段飛ばしで駆け上がるなどいつも身軽で、することがとにかく早い!前回登場した「おたす」は手に持っているものを全て一緒に合わせるというどちらかというと落ち着いた、事を一つ一つこなしていく性格だったのに対して「かける」は突っ走ってしまうタイプである。足が地についていず、ふわふわしたイメージです。子供たち(特に1年生)はまだ「かけ算」の意味がよくわからなくて、「足し算」という概念とは違う方法で計算することがあるんだというくらいの認識かもしれませんが、いつか階段を2飛ばしで上がっていった意味が分かるときがくると思います。 今週は1〜100までのチャートを渡しました。 数 当てクイズをみんなでしてとても盛り上がったので紹介します。まず、数の範囲を決めます。例えば、10から20とします。その範囲の中の数をひとつ選ばせ ます。15の場合、数を当てる人はその数に質問をします。例えば、「その数は10より大きくて18より小さいですか」それが合っていれば範囲は狭まったこ とがわかります。続けて質問します。「その数は12より大きいですか」とか「その数は17より小さいですか」とか、「その数は13と16の間にあります か」とか「その数は15の右隣ですか?」などと高度な聞き方も出来ます。単に数を学ぶと言ってもこのように日本語の理解度を深めるよう学習に発展させるこ ともできます。どうぞ色々な聞き方と楽しい創造豊かなゲームをお子様と展開してみて下さい。もし他にも楽しいゲームを編み出したら教えて下さいね。 覚えてほしい詩、歌:『あめふりくまのこ』終わりの会に一緒に歌います。 『いるかはざんぶらこ』動いている竹の上を飛びながら歌います。 覚えてほしいこと:九九すべて(2年生) 2、3、5飛ばし数30まで(1年生) 小さいボール、おじゃみなどを飛ばしながらまた、手拍子などをして唱える工夫。手足、口、頭を同時に使う練習。 ハンドワーク:編みもの 1 年生はほとんど編み上がり、縫って綿を入れる段階に入っています。何が出来るか楽しみですね。2年生は縫い始めた生徒もいます。もう少しで編み上がる生徒 もいます。みんなちょっと複雑なプロジェクトに四苦八苦していますが、頑張っています。保護者の方のサポートを要しますが、一日一段ずつでいいので、出来 るだけ子供たちが仕上げた作品になるようご協力をお願いします。 クレヨンケースを仕上げましょう。本日はクレヨンケースの紐を子供たちが縒ってくれました。クレヨンケースが仕上がれば、それにつけることができます。新1年生は新しいクレヨンをもらえる日を待っていますよ。 3月14日 遠足@プロスペクトパーク動物園 お 天気は雨マークが85パーセントでしたが、遠足の間はずっと雨でした。それでもみんな元気に参加して下さいました。(残念ながらHちゃんは体調が悪くお休 みでした。)ほとんどの保護者の方もご参加下さり、みんなでわいわいにぎやかに行われました。雨だったせいもあり、来場者が少なく私たちだけの貸し切りの ような動物園でした。肌寒い一日ではありましたが、室内は暖かく小さい子供たちにもきちんと配慮された施設に助かりました。私の子供たちも大きくなったの で、今回は久しぶりの動物園訪問でしたが、様々な発見があり新鮮な気持ちで楽しませて頂きました。 バ ブーンの赤ちゃんが生まれていて、 母猿が赤ちゃんをしっかり抱っこしている姿、また1歳くらいのやんちゃな小猿が敷地内を所狭しと走り回っている元気一杯な姿は人間と全変わらないな、なん て見入ってしまいました。子供たちもそれぞれ、気に入った動物に見とれてじっとガラスごしに張り付いている姿は微笑ましかったです。そしてやはり実際に 触ったりえさをあげたり出来る納屋にいたアルパカ、やぎ、羊、馬、牛などの動物は、それはそれは大人気でした。子供たちは怖いながらも小さい手にえさを置 いて動物たちに食べてもらう感覚を楽しんでいました。ひとつぶ、ひとつぶ慎重にあげていました。この年齢の子供たちは、「今」を生きています。彼らは特に 生きたものに触れることが精神的に理に適っています。博物館ではく製や骨などを見るよりも、五感に響くもの、「なま」のものを見ることが大事です。ニュー ヨーク市内ではなかなか難しいですが、せめて動物園、植物園、草の生えている公園などは生き生きとした命を育む貴重な場所かもしれません。ただし動物園に 関しては、本来の動物の自然な生き方と相反した形で飼われているので最高な場所とはいえないのですが、都会に住んでいるのが現実なので、それなりに受け入 れていくことも必要かと思います。 *宿題は一番印象に残った動物を描いて2年生は感想文、1年生はその動物の名前を書くというものです。指定の画用紙をお使いください。クレヨンでお願いします。
お話『はるっていいな』を読みました。今の季節に合ったすてきなお話なので、ご自宅で読み聞かせて上げて下さい。 それではまだ肌寒いのと季節の変わり目なので、風邪などひかれませんようにお気をつけ下さい。 週末からDaylight Saving Time(夏時間)が始まりましたね。いつもこの時期、1時間寝る時間が少なくなってしまったと感じるのは私だけでしょうか。「春眠暁を覚えず」で有名な中国の昔の詩人、孟浩然(もうこうねん)の言葉通りです。
3月7日のすみれ組は、男の子達が朝からワイルドに暴れました。雪が解け、春がすぐそこまで来ている証拠です。この時期、子ども達は浮き足立ちます。今まで暗く寒い洞穴の中で、うとうととしていましたが、春の訪れとともに、うきうきわくわく心が躍り、身体も動き出します。冬眠していた動物達みたいに、子ども達は宇宙や自然のリズムに合わせて動きます。この冬は特に例年以上に寒く、氷点下の日々が続きましたので、子ども達も動きたくてうずうずしているのでしょう。しかし、まだまだ寝ぼけまなこで朦朧としているので、怪我には要注意です。この日も数人の男の子達がおでことおでこをごっつんこしたり、積み木の角に頭をぶつけて、たんこぶを作ったりしてしまいました。幸い、大事には至りませんでしたが、私たちがついていながら大変申し訳ございませんでした。 どうしてもお友達に手や足を出してしまうお子さんがいます。ご両親はそのように育てた覚えはありませんし、いつも子どもには注意して言って聞かせています。しかし、我が子がそのような行為に出てしまうと、お友達とプレイデートするにも、とても氣になってしまい、積極的にプレイデートも出来なくなってしまいます。世間一般的には、そういったお子さんは「悪い子」と捉えられがちですが、シュタイナーの考え方はちょっと違います。幼児はまだ生まれて来る前の世界と、この地球での現実世界との狭間にいて、魂が身体という現世での舟を上手くコントロール出来ないのです。ですから、お子さんの手や足が意思とは関係なく、あっちにこっちに出てしまいます。「自分(=わたし)」というものがどこにいる・あるのか、お友達を押したり、倒したり、叩いたり、蹴ったりして、確認している状態です。こういうお子さんには、肌を通して感じる「触る」という感覚を十分に満たしてあげることが必要で、シュタイナー教育の幼稚園の先生達はこういった子ども達の魂と身体のギャップをどのように埋めてあげられるだろうか?と考えます。 スキンシップはもちろんのこと、手がよく出るお子さんには指の一本一本から、手の平など、ちょっと押して痛気持ちいい所を丁寧に指圧して差し上げて下さい。手が終わったら、手首から肩の方まで下から上に順々に押しながらマッサージします。そして、もう一方の手の指、手の平、手首から肩と同様にします。足がよく出てしまうお子さんは足を。足も、足指の一本一本から、土踏まずなど指圧して、足首から腿までマッサージします。お友達の上に乗っかってしまうようなお子さんは、お母さんの膝の上に座らせて、手を左右交差させて腕を持ち、お母さんも同様に子どもの手の上で交差してギュッギュッギュッと抱きしめます。その時、足がバタバタしてしまうお子さんには、お子さんの腿の裏側に手をまわしてギュッギュッギュッと抱きしめます。お子さんが嫌がったり、痛がる場合はすぐにやめましょう。くすぐったがりで、すぐに笑ってしまっても構いません。このように、手や足や身体をギュッとすることで、お子さんが「自分はここにいる」という感覚を魂に刻み込み、その感覚が満たされると、お友達に手や足を出すのが少なくなって来るそうです。 また、お子さん、特にワイルド系のお子さんには、どんどん体力を使うようなお手伝いをさせて下さい。お庭でガーデニングをする時にシャベルで土を掘ってもらったり、フローリングのご家庭では床を雑巾やモップで拭いてもらったり、重い荷物を運んでもらったり、窓拭きや掃き掃除もいいですね。忙しい時はどうしても一人でご飯の支度をしたくなってしまい、ついテレビやビデオに子守りをさせがちですが、幼児であっても隣りで野菜を洗うとか、皮をむくとか、きゅうり程度だったら包丁で切ってもらう等、お手伝いをさせることです。お子さんはお母さんのお手伝いをするのが大好きで、楽しくて仕方ありません。お手伝いをするということはお子さんにとって、お母さんに愛情をかけてもらい、お母さんのためになることをしているという喜びなのです。大きくなって来るとだんだん勉強やスポーツなどで忙しくなり、なかなかお手伝いしなくなってきますから、お手伝いは幼児の内に仕込んでおきましょう! さて、この日は桃の節句(お雛さま)のお祝いに、貝殻に布を貼り、小さなお内裏さまとお雛さまを作りました。去年、つくし組の担任をしていたA先生が残して行って下さった貝殻と、和風の端切れを使いました。小さな可愛いお雛さまが出来ましたね!お休みされたお子さんには次回、お渡しします。 おやつは、ちらし寿司を作って食べました。家で私が中に混ぜる具(にんじん、しいたけ、玉ねぎ、薄揚げ)を作って来て、寿司飯に混ぜました。上にのせる具はお子さん達に持って来て頂きました。桃や桜の形のニンジンや大根、キュウリ、絹さや、枝豆、錦糸卵、椎茸煮、かんぴょう、手作りのしゃけのふりかけ、アボカド、海苔と、とてもバラエティに富んだ種類の具材が並びました。「お母さんと一緒に作ったよ!」と誇らしげに教えて下さったお子さんもいました。皆さま、ありがとうございました。5杯も6杯もおかわりしたお子さんもいて、10合のちらし寿司はあっという間になくなりました。 この日は、Kちゃんのお母さまのEさんとMちゃんのお母さまのSさんがお手伝いして下さいました。また、後片付けにEさんと、Mちゃんのお母さまのNさんがお手伝い下さいました。オープンハウスがあったので、とても助かりました。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。 季節の歌は以下の通りです。 「大きな太っちょ雪だるま、ホウキを持って、帽子かぶり、 お日さま高くなって来たら、ドロドロドロドロ、溶けちゃった」 「ひらいたひらいた、何の花がひらいた、蓮華の花がひらいた、 ひらいたと思ったら、いつのまにか、つぼんだ つぼんだつぼんだ、何の花がつぼんだ、蓮華の花がつぼんだ、 つぼんだと思ったら、いつのまにか、ひらいた」 「灯りをつけましょ、ぼんぼりに、お花をあげましょ、桃の花、 五人ばやしの 笛太鼓、今日は楽しい ひな祭り お内裏さまと お雛さま、二人並んで すまし顔、 お嫁にいらした 姉さまに、よく似た官女の 白い顔 金の屏風に うつる灯を、かすかにゆする 春の風、 少し白酒 召されたか、赤いお顔の 右大臣 着物を着かえて 帯しめて、今日は私も 晴れ姿、 春の弥生の この良き日、何より嬉しい ひな祭り」 次回のすみれ組さんのクラスは4月11日(土)になります。おやつは、いつもみんなが大好きなご飯です。海苔や昆布や梅干しなどで頂きます。お米は皆さんに持って来て頂いていた物がたくさん残っておりますので、今回は持って来て頂かなくて大丈夫です。いつもありがとうございます。リンゴだけお持ち下さい。お絵描きをしたことがまだ一度もないので、蜜蝋のクレヨンでお絵描きをしてみましょう。他には紙やすりで木の板にやすりをかけます。 この日は、Mちゃん(5)、Yくん(5)、Lちゃん(5)、Aちゃん(4)のお誕生日のお祝いを致しますので、何か石、花、葉っぱ、貝殻など自然からの贈り物を4人のためにお持ち下さい。お休みの日に公園などに出かけて見つけて拾ってきたり、ご自宅のお庭に生えている植物でも構いません。夏のビーチで拾った思い出の貝殻や、山へ遊びに行った時に拾った不思議な色の石など、いかがでしょうか。もし忘れてしまったとしても、こちらでたくさん用意してありますので、お氣になさらないで下さい。よろしくお願い致します。 また、4月11日(土)は、すみれ組の保護者会を致します。時間は1時20分から2時までです。お子さん達の成長の様子や、成長するにつれて発生する悩み事、クラスの様子などをお伝えします。また、ご質問やこのようなトピックで話しをして欲しいなど、ご要望がありましたら、お知らせ下さい。皆さまお揃いで、ご参加下さいますようお願い致します。参加・不参加のご連絡をお待ちしております。 夏時間になって、急に日が長くなった氣がしますね。昨日はこの辺りでは、春一番が吹きました。次のクラスまで少し日が開いてしまいますが、皆さま、春のお日さまと風と雨を楽しんでお過ごし下さい。 昨日はひな祭りでしたね。女の子のいるご家庭では、お雛様を飾られてお祝いをされたのではないでしょうか。日本では早咲きの河津桜が満開だそうです。ニューヨークの春はまだまだのんびりさんで、家では春の歌を子ども達と一緒に歌いながら首を長くして待っています。
前回のクラスは、雪が降りしきる中、保護者会へ参加してくださりありがとうございました。大まかに分けて、1) 後期の給食について、2) 来週の遠足について、3)リマインダー、4)後期のカリキュラムの4つについてお話をしました。 1)後期の給食について 給食は今学期にもう一度行う事で決定になったと思います。高学年は5月の劇が始まる時期に調整可能ですが、小学部で話し合った結果、後期の給食は調理には参加せず、給食をいただくという方向でいくことになりました。もう一度、野菜の切り方を思い出しながら調理をしたいというお声もあったのですが、今回はご期待に添えず申し訳ありません。 2)来週(3月14日)の遠足について 高学年は現在学習している内容とつなげて、自然史博物館へ行く事になりました。目的は、博物館の海のセクションに展示している海の生物の学習やデッサン、そしてシロナガスクジラ、ダイオウイカ、巨大クラゲなどと自分を比較してみるということをしたいと思っています。詳しい時間帯はまた改めてお知らせいたしましたが、保護者会でも触れましたように今回は10時〜1時頃までの時間帯を予定しています。引率ができる保護者の方は、ぜひ一緒にいらしてください。欠席の場合は、前もってご連絡いただけますと助かります。集合場所ですが、クイーンズの場所にお住まいの方もいらっしゃいますので、基本的には現地集合としたいと思いますが、ブルックリン組はブルックリン内で集合してから一緒に博物館へ行きたいと思います。ブルックリン内での集合場所、解散場所につきましては別途メールをいたしますので、よろしくお願いします。 3)リマインダー 年度始めに簡単にお話があったかと思いますが、授業は9時から開始となっており、ドアが閉まっている場合は担任が開けるまで教室の外でお待ちください。それから、欠席や早退の場合は担任にご連絡をいただけますと助かります。また、何かクラス内の問題ですとか、お子さんについての相談などにつきましても、直接担任へご連絡ください。ご協力よろしくお願いいたします。 4)後期カリキュラムについて 後期はシュタイナー教育の4年生で取り扱う「動物学: Humans and Animal Kingdom」をします。トピックは生き物の分類とつながっておりその日に学習する内容です。読み物は、カバーするトピックの前週に配布されますので、お家でしっかりと読んできてください。クラス内では、要約の板書やデッサンを中心に行います。後期の最終発表は全員で力を合わせて劇を発表します。浦島太郎を題材に、今学期クラスで学習した生物を登場させ、それぞれに演じてもらいます。うまくそれぞれの特徴を捉え、どのように演じるかは生徒次第です。これはシュタイナーで言われている、「頭で得た知識を手足に落とす」という観点から演劇を通して実践したいと思います。劇では、それぞれ子ども達の衣装や台詞、シーンのバックグランドや小物などの準備が必要になると思いますので、ご協力の程よろしくお願いいたします。 1/31 読み物:『いか』 2/14 トピック:人間、イカ 読み物:『チョウチンアンコウのオスのオスはどこにいる?』 分類:海生軟体動物 2/21 トピック:チョウチンアンコウ 読み物:サメ 分類:魚類(魚、深海魚) 3/7 トピック:サメ 読み物:『クジラはどうして魚ではないの?』+(イルカ) 分類:軟骨魚類 3/14 遠足(自然史博物館) 4/11 トピック:シロナガスクジラ、(イルカ) 読み物:アホウドリについて、『とりになった恐竜の話』 分類:哺乳類 4/18 トピック:アホウドリ 詩『地球のいのち』 分類:鳥類 4/25 予備日 5/2、5/16、5/30、6/6 劇:日本神話(海幸彦、山幸彦または浦島太郎をもとにした創作劇) 6/13 劇発表(最終日) 【2月21日のクラスについて】 先週のクラスでは、前回授業で描いた海の中の層に光がどの程度届くのか、それから、そこに住む生物の特徴を書き込みました。それから、世界の五大洋(太平洋、大西洋、南大洋、インド洋、北極海)の名前を確認した後、それぞれの場所を確認してメインレッスンブックに書いてもらいました。 宿題の「スルメイカ」のデッサンと文章が終わっていない生徒はその続きをし、終わっている生徒は宿題の読み物だった「チョウチンアンコウ」のデッサンと要約を書いてもらいました。「チョウチンアンコウ」は深海に住む生物で、頭の上についている釣り竿のライトで獲物を誘き寄せて捕食ことはよく知られていると思いますが、まさかオスがメスの体の一部になるなんて。。。真っ暗な広い海の中、出会うのが奇跡。生物のサバイバル方法、そしてその進化にとても驚きました。 Yちゃんが、実際にスルメイカを手に入れて、いただくという話をしてくれました。子ども達が一番学習する方法の一つとして、クラスや学校で学んだ事をお家でつなげて、親子で一緒に楽しむ!素晴らしい実践ですよね。実際にスルメイカの触腕や吸盤に触ったり、口の位置やその固さや形を実際に手にしながら学習できますね。一通り学習した後は、大切にいただく。ここで大切な「命」について学ぶ事ができます。実家がある北海道の近隣の町の特産は「イカめし」です。実家の母も小振りのイカを手に入れてよくイカめしを作ってくれました。イカが手に入ったおりには、ぜひクラスで学習したことを一緒に体験してください。 昼食後のリセスでは、低学年と合同で体育館で遊びました。バスケットボール、縄跳び、追いかけっこなど、それぞれの遊びをしていました。 帰りの会は『Believe』をソラリアムで合唱しました。今回もL君のピアノの周りにみんなが集まって合唱し、最後に一列に並んで歌うという方式をとりました。6月の終業式で歌いますので、ぜひお家でも練習をしてください。 毎回の掃除はローテーション式にしているのですが、慣れない床の雑巾がけも一生懸命してくれています。おかげで、掃除が終わった後はなんだか清々しい気分になります。 【今週のクラス】 今週は前回の宿題で出していた「サメ」を題材にします。ぜひお家で読んできて、「サメ」ってどんな生き物かな?と考えてきてください。それから、今週は低学年と合同でひな祭りのお祝いもしますので、楽しみにしていてください。 【お知らせ】 少し間があいているそろばんの授業ですが、今週から再開します。2時から10分程、低学年のD君のお父様がいらして、みんなに教えてくださいます。来週は忘れずにそろばんをお持ちください。そろばんのワークシートがなかなかこなせていないという声が上がりましたので、担当のC先生にお伝えしました。D君お父様とご相談して、対応をしてくださるとのことです。それから、今学期はクラス内でのデッサンの時間も増えますので、色鉛筆の他にお持ちのクレヨンも持参ください。 それでは、今週もよろしくお願いします。 時の過ぎるのは早いもので、3月に入りましたね。週末はまた雪が降り、雪の中をのろのろ運転で長女を遠い友人宅へ迎えに行って来ました。本来なら30分で着く所を1時間以上もかかり、昨日の朝は子ども達の学校は2時間遅れで始まりました。この冬は何度、雪掻きしなければならなかったことでしょうか。また今日も、こちらでは先ほどから雪が降り始めました。皆さま、足元にお気をつけて、お過ごし下さいね。
前期の10回のクラスを過ごして来たことと、1月は4週続けて毎週クラスがあったせいもあり、子ども達がとてもまとまって来ました。10時に朝のサークルタイムをし、その後、自由遊び・おやつ作り・クラフト作りをし、りんごを食べて水分補給。その後、お片づけをして、休憩とお手洗いの後、おやつを食べます。おやつの後は準備をして外遊びの時間です。今まで授業に全部、参加出来なかったお子さんが参加出来るようになったり、今までサークルに集中出来なかったお子さんが先生の言う事にきちんと耳を傾けられるようになったり、それまではついて来ていたのに年齢が高くなって来てついて来なくなったり・・・色々なお子さんがいますが、みんなそれぞれに成長しています。5~6歳のお子さんでサークルについて来なくなり、つまらなくなるのも、ちゃんと成長している証拠で、小学校に上がる準備が出来ているということなんですね。 シュタイナー教育では、小学校に入る準備が出来ているお子さんをどのように見るかというと、まず、子どもの歯が抜けて、大人の歯に生え変わって来ているかどうか、片足でバランスよく立てるかどうか、平均台の上をバランスよく渡れるかどうか、縄跳びが出来るかどうか、片手を頭の上から回して、反対側の耳が触れるかどうか、小さいボールやお手玉などを投げて、ちゃんとキャッチできるかどうか等、お子さんの身体的発達を見ます。本が読めるか、字がかけるか、時計が読めるか等は幼稚園の段階では重要ではありません。また、お子さんの精神的な成長には、お父さん・お母さんとの関係、特に幼児期はお母さんとの関係がとても大切です。皆さん、それぞれにライフスタイルがあり、お忙しいかとは思いますが、お子さんとのスキンシップは特に大事にして差し上げて下さい。 さて、前回のすみれ組のクラスでは、年間をかけて製作している木の額に穴を開ける作業をしました。男の子達はこのような作業が本当に好きですね!女の子でも興味深々のお子さんがいたり、まったく興味のないお子さんもいて、観察しているとおもしろいです。Kくんのお母さまのNさんがご主人の代わりにお手伝いして下さいましたが、いつも素敵な工具を持って来て下さり、大変助かっています。ありがとうございました。 おやつは、おにぎりを作りました。欲張って4つも5つも作ったのに、全部食べきれなかった子もいましたが、ほとんどのお子さん達が2個で十分と言った感じでした。もちろん、おかわりしているお子さんもいましたよ。おにぎりの中身は、おかか・お漬物・昆布・梅干し・山椒と貝柱のふりかけ等が集まりました。ありがとうございました。中には、何も入っていない塩にぎりが好きなお子さんもいましたが、さすがに、みんな日本人の血を引いているお子さん達ですね。おにぎりはみんな大好きです。また、おにぎりを作りましょう。 季節の歌は以下の通りです。 「糸は針に続き、糸は針に続き、中に入ったり、外に出たりするよ 糸は針に続き、糸は針に続き、母は子どもの、服を直してくれるよ」 「押しくらまんじゅう、押されて泣くな、押しくらまんじゅう、押されて泣くな」 「なべなべ底抜け、底が抜けたら、返りましょう」 「大きな太っちょ雪だるま、ホウキを持って、帽子かぶり、 お日さま高くなって来たら、ドロドロドロドロ、溶けちゃった」 次回のクラスは今週末の3月7日になります。おやつは、桃の節句(お雛祭り)にちなんで、ちらし寿司を作りたいと思います。ちらし寿司の上に載せる具になるような物をご家庭から持って来て下さい。その際、例えば、キュウリでしたら千切りにして切って持ってくる、卵は錦糸卵にして持って来る、というように上に載せるだけの状態にして持って来て頂けると嬉しいです。クラフトは、小さな貝でお雛さまとお内裏さまを作ります。 まだまだ寒い日が続きます。お子さんが外で思い切り遊べるように、十分に暖かい格好をさせて来て下さい。寒い冬でもお子さんを外で遊ばせることは大切です。以下に、寒くても外で遊ぶことの大切さについての記事のリンクを貼っておきますので、お時間のある時に、ご夫婦でご一緒に読んでみて下さい。 Four Crucial Ways Playing Outdoors in Winter Benefits Children http://www.accuweather.com/en/weather-news/children-winter-cold-health-safety/40982792 Children That Pay Outside in All Weather Grow Up Resilient http://wildearth.org/blog/children-that-play-outside-in-all-weather-grow-up-resilient Why schools are failing our boys http://www.washingtonpost.com/news/parenting/wp/2015/02/19/why-schools-are-failing-our-boys/?postshare=1351425065294978 それではよろしくお願い致します。 |
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