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ブルックリン虹のかけ橋日本語学校
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2018年2月3日小学部低学年授業報告

2/6/2018

 
「節分」の今日は、また寒い一日でした。
いつもの通り子供達はとっても元気で一日中楽しそうに遊んだり、勉強したりしました。
おやつの時間には「節分」について紗恵子先生からお話をしていただき、私が煎った豆をみんなの年の数に一つ足した数(数え年)をかりかり香ばしそうに頂きました。
そのあとは、バックヤードにおりて「鬼は外、福は内」と豆まきを楽しみました。
豆を投げたあと下に落ちた豆を又拾って投げている生徒もいたりと、みんなよっぽど豆まきが楽しかったのでしょう。
さて、今月から「後期授業」が始まりました。
詳しい後期のカリキュラムにつきましては3月の保護者会にて詳しくお伝えします。
次回の授業日の内容案内 (3月10日)
1、保護者会) 2:30−3:30
2、お誕生日) Lちゃん
3、オープンハウス)
​4、個人面談を始めたいと思います。詳細は追って連絡させていただきます。
2年生は今日から新しい単元、「カタカナ」の学習に入りました。
それとともに読み物はイソップのお話を中心に進めて行きます。
短いお話が多いのですが、人としての生き様を動物を通して客観的に考えさせられたり、また教訓として感じてもらえることを意図して題材に用いている部分もあります。
また、みんなも知っている話も多く出てくる事でしょう。
宿題内容<1、2年生>
1、詩 「ぴんぴこおどり」を覚える。
2、イソップ童話の3つのお話を読み聞かせ 
3、カタカナ練習(ア〜コ)、と キツネ、ツル、スープ 
4、漢字練習(ノート)*画ベーで言ってもらい書き順を覚えましょう。
5、スイミーの読み聞かせと音読 (2年上教科書)
6、笛 「うみ」
7、手仕事
1年生は引き続きひらがなを学習して行きます。
まだまだ強制に読ませる事よりもお話を聞く、話をする事に重きを置いています。
ただ、宿題では徐々に読み書きの物も増えて行きます。
無理のない範囲で学習しましょう。また、読み物が2年生と複式なので多少難しい内容でもあるかと思いますがひらがなを多く入れて書き直したものをお配りします。ただ基本的に読み聞かせを中心にされて行く事で構わないと今の時点では思っています。
<1年生>
1、詩 「ぴんぴこおどり」 を覚える。
2、イソップ童話の3つのお話を読み聞かせ 
3、ひらがな練習 プリント学習
4、漢字練習(ノート)
5、スイミーの読み聞かせ。(ひらがなを多く入れて書き直して物を別途おくります。参考までに教科書のコピーを送ります。
6、笛「うみ』
7、手仕事
*3、4年生は杏奈先生の方から報告、宿題内容が送られてきます。
追加宿題
今月はもう授業がなく、今度は3月10日にお会いします。しばらく時間が空きますので中程に追加の宿題をお送りするか御案内する予定でいます。
冬期休暇が入りますのでそのあとになるかと思っています。
今回のプリント学習の宿題は休暇がおわる前までにすませることをお勧めします。

低学年担任
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2018年2月3日小学部高学年授業報告

2/6/2018

 
​今日から後期がはじまりました。朝の会と体操のあと、まず先週から入学した4年生のNちゃんの10歳のお誕生日をお祝いしました。Nちゃんのお母様、差し入れのカップケーキありがとうございました。また、今日は節分です。小学部全員で、バックヤードに出かけ、豆まきをしました。

メインレッスンでは、今日は「鬼と豆ばしご」という昔話を読み、その要約文を書きました。これまでは私がお話を読んで聞いてもらうことが多かったのですが、ふと5年生の現在の読む力はどれくらいなのか知りたかったので、今日は三人に順番で、この3ページほどの短いお話を読んでもらいました。日本語の「聞く、話す」力は、三人とも日本語が母語ですので、意思伝達、そして話言葉の理解という点では、ほぼ完璧だと思います。また、「書く」力も、みな絵が得意で、視覚的なことが大変好きなようですので、しっかり集中して時間をかければ、そこそこなんでも綺麗に書けるのかなという印象は受けています。(究極的に言えば、意味は理解できていなくても、書き写すことは誰にでも可能です。)

しかし、今日試してみて、「読む」ことはなかなか一筋縄ではいかないことがわかりました。小学校5年生なら、もう少しすらすらと読みたいところです。でも現実問題、日本語で読むことがますます少なくなって来ているのではないでしょうか。ちょうど、英語と日本語の読解力の差が大きくなってくる時期だと思います。今、日本語を読む努力をしないと、英語だけになってしまうのは時間の問題かもしれません。5年生は、そのような大切な時期にさしかかっていると見受けられました。月一回二回の学校では読む能力はつきません。今学期は、とにかく毎日家で読む練習をできるような課題をお渡ししたいと思いますので、お家でも日本語でも読む練習を習慣づけられるよう、引き続きサポートよろしくお願いします。

次回の授業は3月10日と、しばらく時間があきます。Mid-winter break などもありますが、日本語のともしびも消えないように、以下、少し多めに宿題を出しておきます。

1)「鬼と豆ばしご」の要約文を完成させる
添付する私のノートを参照してください。漢字は、お手本と同じように色分けしてください。(Lちゃんは、授業中に見事な集中力で、書き上げることができました。)

2)「鬼と豆ばしご」のお話を、すらすら止まらず読めるように何度も何度も練習する。昔話なのでちょっと変わったいいまわし(方言)も出て来ます。その語感やリズムも味わいながら読めるようになるまで、何度も何度もお家で音読してください。難しいようなら、お家の方が初めは何度か一緒に読んであげてください。5年生には少し幼稚に感じられる内容かもしれませんが、とにかく何度も何度も読む練習してください。

3)「鬼と豆ばしご」の要約文にでてくる漢字(オレンジ色で書いたもの)の、読み書きを練習する。3月10日の授業で、簡単な漢字クイズをします。漢字は以下のものとなります。(括弧の中の数字は、習う学年)

豆(3)、昔(3)、着く(3)、鳥(2)、見つける(2)、子ども(1)、間(2)、着物(3)、家(2)、切る(2)

ほとんど、2−3年生で学習する漢字ですが、みなさんほとんど読めませんでした。あまり学年にはこだわらず、知らない漢字はこれを機に、しっかり学習し覚えるという方針にしていきたいと思います。漢字を文脈の中で覚えるということは、記憶を助ける一つの手ですので、やはり2)の音読をしっかりすることが基本となります。

4)「鬼と豆ばしご」の仕上げとして、メインレッスンブックの左側のページの空いているところに、このお話の印象に残ったところを、自分の好きなように、絵で表現する。(鉛筆ではなく、色鉛筆もしくはブロッククレヨンを使用してください。)

5)笛の練習。心あたたまるメロディーの、「ペチカ」の練習を始めました。(山田耕作、作曲)♩ミミソラソソソ ラドドラレシソ ドソミドレミソ ドレミソドレミー ミソソラb(or ソ#)レドラbー  ドレミソラソソー (ドは低いド。れも低いレ)

Lちゃんは食いつくように一度で覚えようとしてくれたので、多分、部分的に上の旋律も覚えていて吹けるかもしれません。できれば耳で覚えてほしいのと、手持ちの楽譜は調が違っているので、渡すと却って混乱すると思いますので、とにかく集中して授業中に覚えていくという態度をつけてもらいたいのです。急には無理かもしれませんが、一ヶ月も空いてしまいますので、有名な歌なのでお家でYouTubeなどで探して聞いてみるか、上のメモをたよりにハミングやドレミでいいのでお家の方も一緒に、唄ってみてください。季節的にもふさわしい曲です。笛はできるところまでで結構ですので、とにかく、このメロディーに慣れてください。

6)「ペチカ」の歌詞(北原白秋、作詞)を添付しますので、その一番から三番までの歌詞を、綺麗な字で(鉛筆ではなく、好きな色の色鉛筆を使って)、メインレッスンノートの次のページに書き写してきてください。そのとき、曲のメロディーをハミング、頭の中で思い浮かべながら書くとよいでしょう。そうしてきていただくと、3月10日には一斉に笛だけでなく、歌う練習にも入ることができます。これは予習となりますが、読み書きの練習にもなりますので、必ずやってきてください。

以上宿題たくさん出ていますが、この宿題の説明部分をお家でプリントアウトして、間違い、漏れのないようにしっかり、一ヶ月間お家で学習してください。

後期のテーマは「日本の歴史」と考えていますが、前述のとおり、日本語能力としては「読み」を強化訓練したいと考えています。そのためには、今回の「鬼と豆ばしご」くらいの、3ページくらいの長さの既に書かれたものを毎回読むのが一番適切だと思います。これからいろいろと今の5年生の状況にふさわしい教材を探していくことになりますので、まだまだ後期の授業内容を変更することは可能です。3月10日には小学部の保護者会を予定させていただいておりますが、保護者の方々も、この一ヶ月の休み期間に、その日を待たずに、後期の授業へのリクエストや提案などがございましたら、メールで結構ですのでシェアしていただけると、助かります。

最後になりますが、さらに何か読み物が必要な場合は、前回の授業報告に添付しました、「アポロンとダフネ」を何度も読むこともお勧めします。春祭りに水彩画を展示させていただきたい関係上、実は先週は水彩画をお返しすると言っていてしなかったのですが、この読み物を読んだら、あの木を描いた時のことが思い出されるのではないかと思います。こちらは余裕があればで結構ですので、とにかく上の#1〜6までの宿題をやってきてください。それでは、3月10日まで、みなさん元気にお過ごしください。

BNJCC 小学部高学年担任
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先生のノート
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生徒のノート
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北原白秋の「ペチカ」の歌詞
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節分については、小学部全体で豆まきの前に話し合いました。

2018年1月27日BNJCC小学部高学年授業報告

2/3/2018

 
​今日はいよいよ前期の最後の授業日となりました。朝の会、体操の後は、L君のお誕生日会をしました。たくさんのポップコーンと色とりどりのカップケーキの差し入れを、L君のお父様・お母様、ありがとうございました。

高学年の今日のメインレッスンは、水彩画をしました。11時45分から終業式が始まるので、時間はなかったのですが、少し無理をしてでも今日はどうしても水彩画をして、今学期のテーマで数ヶ月間追求してきた古代ギリシャの世界に色彩で浸り、その色を心に落としておきたいと思ったからです。一時間たらずの限られた時間で新しいお話を導入するのもどうかと思いましたが、ギリシャの総まとめということで、本日新たに「アポロンとダフネ」のお話を紹介しました。タイトルには「アポロンとダフネーーどのようにしてアポロンはゲッケイジュを自分の木にしたか」という副題がついています。そうです、今日は終業式なので、私たちにとっては古代ギリシャの総まとめの日、オリンピックの晴れの舞台のような日なので、この「ゲッケイ樹」の由来について学ぶことは、今日の日にふさわしいと思ったのです。

エロスのいたずらによって、川の神の娘であるダフネの心に「鉛の矢」がささり、ダフネはその美しい体こそ痛めなかったけれど、恐怖心にとらわれてしまいます。同じく、エロスはいたずら心から、たまたま通りがかったアポロンに次は「金の矢」を射かけると、この金の矢はアポロンに「いちばんさきに見たものをすきにならせる力」を持っていたので、アポロンはこれまた偶然に自分の視野に入って来た、「美しい金色の髪をうしろになびかせながら走っていた」ダフネに恋をしてしまいます。アポロンに追いかけられると、ダフネの恐怖心はますます強まり、ダフネは「おとうさん、助けてください」と父のペネイオスに向かって叫びます。そしてペネイオスは娘の声をききつけると、「アポロンが追いつかないうちに、すぐさま、娘を木に変えてしまいました。それは、いつもつやつやした葉をもち、ほのかな黄色い花の咲く木でした。」

「アポロンが追いついてみると、川の土手の上に立っていたのは、もう、あの川の神の娘ではなくて、一本の美しい木でした。アポロンは、もうダフネにあえないのだ、ということを知って、たいへんかなしみました。[…] アポロンが、いつもみどりのこの木の葉でかんむりをつくって、ダフネの思い出のためにかぶっていました。」(石井桃子編訳、『ギリシャ神話』,pp. 37-40.)

このお話を心に思いながら、水彩画をしました。まず始めに「レモンイエロー」で木のおおまかな輪郭を描き、また、金髪のダフネの美しい姿を想像しながら、木を金色のような黄色に塗りました。次に、茶色で木枝や地面をぬりました。次は、いよいよ青の登場です。少し濃いめの「プルシアンブルー」で、ギリシャ神話の世界の、開放的な青々とした空を描きます。空だけではなく、海かもしれません。とにかく、背景が青色になったら、いろいよ心と呼吸を落ち着けて、その空の青を持って木の中に入っていきます。すると、ダフネの金色の髪の毛が次第にゲッケイ樹の「いつもつやつやした葉」に変容し始めました。木を描く時に、その中に美しい女の子の姿があるなど、普段なら想像しなかったと思います。

三人の生徒たちがそれぞれに自分の「ゲッケイ樹」を描いているとき、三人は見事に色の世界に浸っていました。このときはいつも仲良しの三人ですが、とにかくおしゃべりすることもなく、ふざけ合うこともなく、とにかく、一人一人がその出現する緑色の中に吸い込まれるような、完全に静寂のひと時でした。つね日頃の生活において、また学校という学びの場において、この静寂こそが大切にしたいものであります。子供たちは(私たち大人もそうですが)、静寂の中で学びます。何か一つのことを一緒に成し遂げている美しい一体感がそこにはありました。教師の私が、次の指示を声に出すことも憚れてるような、このパーフェクトな静寂が達成され、今日の授業の目標は達成されたと私はうちうちに嬉しく思いました。その静寂が成し遂げた、三人の色彩が、絵が、すばらしいことは、言うに及びません。それぞれの個性が出ている、ただそれだけではなく、三人の魂が、肉体がこの緑の木の中にいた、この青い空の中にいた、そう感じさせてくれる作品が出来上がりました。(最後に、空に白い雲を出したかったので、筆の水分を搾り取って、雲を描く作業をしました。)

来週、絵をお返ししますので、お家に帰ってからも、この文に添付します短い「アポロンとダフネ」のお話をお子様と一緒に読みかえしながら、もう一度ご家族でこの話の、この絵の世界に浸ってみてください。また、終業式では、Lちゃんは残念ながら現地校の行事のために発表ができませんでしたが、Tくん、Dくんともに、マントを羽織り、ゲッケイ樹(もどき)を頭に被って、立派にそれぞれの神様ーーヘルメスとディオニッソスーーについて、発表できました。いよいよ冬季オリンピックも始まりますね。

さて、今週からは春学期です。2月3日の授業からは心機一転、テーマは日本の歴史となります。まだ少しギリシャに後ろ髪が引かれる気持ちではありますが、新しいテーマ、どうぞお楽しみに。これからも毎回、笛を忘れずに持って来てください。

BNJCC小学部
高学年担任
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沈黙で水彩画をしているようす
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生徒の作品#2
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先生の絵(生徒たちと一緒に、教室に射してくる自然光の中で描いていると、前の晩に一人で練習して描いたときよりも溌剌とした、地中海を思わせるような色が出たような気がします。)
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終業式にて
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生徒の作品#1
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生徒の作品#3
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オリンピックのような今日の終業式
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終業式でのTくんの発表

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