今日はまず始めに、朝の会の後、漢字の学習を高学年は分かれてしました。Nちゃんも入ってもらいました。12個の「たけかんむり」の漢字を、紹介しました。(確固の中は習う学年)「竹(1)、笑(4)、笛(3)、菅(4)、筆(3)、箱(3)、節(4)、筋(6)、答(3)、算(2)、第(3)、等(3)」
このように何の文脈もなく、漢字だけを眺めていると難しいかもしれません。みなさん、何かしらヒントを与えると、大体3年生の漢字までは、どこかで見聞きしたことがある、という風でした。この12個の漢字から9個を選んで行ったビンゴは、みなさん楽しんでいました。次回、家庭学習用に、これらの漢字の応用ドリルをお渡しします。 メインレッスンは、本日は授業参観でした。保護者の皆様、ご参加いただき、ありがとうございました。先週に引き続き、柳田国男 (1875-1962) の『遠野物語』(1910) より、別の説話を紹介しました。原文は文語体なので、現代語に私が直したものを、みなで一緒に読みました。ザシキワラシがでてくる話と、山の中に桐の花がむらさき色の雲のようにたなびいている光景の話の二話です。話の内容は、少し難しかったかもしれませんが、そのようなザシキワラシの出てくるような、東北地方にかつて存在していた茅葺の家と、一部薄紫色の花が咲き乱れている、5月の山の情景をみなで、にじみ絵で描きました。 いつもどおり、シュトックマーの水彩画の赤・黄・青をそれぞれ二種類ずつ(朱色のような赤、血のような濃い赤、レモンイエロー、橙のような黄色、ウルトラマリン、そして濃紺)を用意しました。今日の水彩画のテーマは、この茅葺の家の「茶色」と、山中の桐の花の「うすむらさき色」をどのように出すかということでした。保護者のみなさまにもご参加いただき、それぞれに色の世界に浸りながら、『遠野物語』の、この5月の日本のふるさとの情景を感じていただけたことと思います。 こうして写真にして眺めてみると、みなさん、親子でどことなく絵の雰囲気が似ているところも微笑ましく思いました。十人十色とはこのこと、同じ画材から、A先生や私も含め、皆これだけ異なる色彩の絵が出来上がったことは、大変興味深いことです。 さて、遅くなりまして恐縮ですが、今週の授業(5月26日)までの宿題です。 1)先日お渡しした、「ザシキワラシ」について書かれれいる文を、親子でもう一度読む。その中から、大切と思われる内容の文に線を引く。(各パラグラフに一行程度で結構です。)その線を引いた文を、メインレッスンノートに書き写す。(必要であれば、別の言い方に自分の言葉で書き直すのもよい考えです。)こうすることによって、4〜5行の、簡単な要約文が作れます。(書くのは、縦書きでも横書きでも結構です。書く前に線をうすく定規で引いてください。) 2)メインレッスンノートの、1)の要約文のとなりに、先週水彩画で描いたのとおなじ「茅葺(かやぶき)の家」と「桐の花の咲き乱れる山」の情景を、ブロッククレヨンで描く。 時間がありませんので、5月26日までの宿題は以上です。「くさかんむり」の漢字や、ザシキワラシの文に出てくる漢字の学習を中心に、土曜日は行う予定です。 また、先日お話ししましたとおり、6月2日の授業日に向けて、それぞれの郷土の川のリサーチ学習(&発表)の準備を、どうぞ進めてください。内容は決まり次第、お知らせください。以下、前回も書いたことの繰り返しです。 3)こちらは、6月2日の授業までの宿題です。それぞれの保護者の方々の、日本の出身県の中で有名な川について調べ、それを6月2日の授業で発表してもらいます。(この日は、9日の終業式での本番の発表のリハーサルとなります!)メインレッスンブックに県の地図とその川の場所を描き、その川にまつわる、郷土史やむかし話など(その川は何で有名なのか、など)を、簡単に調べて書いてきてください。日本のことについて調べるのは、お子さん一人ではまだ無理ですので、ご家族みなさんで、協力して、家族プロジェクトして取り組んでください。 4)5月26日、6月2日の授業ともに、笛を必ず忘れないように持って来てください。発表に向けて、練習します。 では、また今週もよろしくお願いします。 BNJCC小学部高学年担任 SSC Comments are closed.
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October 2020
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