<1月24日>
改めまして、皆さま、お正月フェアの献身的なご協力をありがとうございました。皆さまのおかげでフェアを大成功に終わらせることが出来ました。また、この土曜日はお正月フェアが終わっているのにも関わらず、クラフト材料など、新たに購入して頂いて感謝しております。ありがとうございました! さて、もうすでに大昔のように感じておりますが、お正月フェアの前日の1月24日の朝は、担任の住むエリアでは積雪量が多く、車を出すのに雪掻きが必要で、大変遅れてしまいましたことをお詫び申し上げます。 本来、この日はお味噌作りをする予定でしたが、副担任のY先生にお任せし、11時過ぎに到着しましたので、お味噌は出来ませんでした。しかし、2、3日前から下準備をして、10時間ほど大豆を煮ていましたのでクラスでは残念ならが出来ませんでしたが、担任が家へ帰ってから仕込みをしました。これから数ヶ月(本来は6ヶ月ほど)寝かせますので、年度末にはお渡ししますね。 この日は、Aちゃんのお母さまのAさんと、Kくんのお母さまのNさんがお手伝い下さいました。副担任のY先生がE先生とクラスをまとめている中、子ども達のリンゴを切るお手伝いをして下さったり、食器を洗って下さったり、本当にありがとうございました。 T先生のユーリズミーのクラスでは、いつものようにぺムぺムとヘムヘムのお話でした。 「ずいずいずっころばし、ごまみそずい、茶壷に追われて、とっぴんしゃん、抜けたら、どんどこしょ、 俵のねずみが、米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう、おっとさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも、 行きっこなしよ、井戸の周りで、お茶碗欠いたの、だあれ」 「ここへ来てよ、日の光、庭の花も芽を出した、ここへ来てよ、日の光、私の心も歌い出す」 「結んで、開いて、手を打って、結んで、また開いて、手を打って、その手を上に」 「糸まきまき、糸まきまき、引いて引いて、トントントン、出来た出来た、小人さんのお靴」 「風そよぐ、銀色の月、お花おやすみ、花びら閉じて、風そよぐ、銀色の月」 <1月31日> 前回1月31日は、皆さま、お忙しい中、小学部前期終業式とコミュニティランチへのご参加ありがとうございました。事前に場所の変更があったため、お迎えに混乱があったことをお詫び致します。すみれ組の子ども達も少しだけ、小学部のお兄さんお姉さん達の「てぶくろ」の発表や合唱を見ることが出来て、よかったです。静かにして小学部の発表が見ることが出来るのかどうか、正直、疑問でしたが、お子さん達、意外にも!静かにして見ていることが出来ました。 それもそのはず。1月は毎週授業があったせいもありますし、前期の授業回数をこなして来て、お子さん達も慣れて来たせいもあるのでしょう。今までのクラスの中で、1月31日の授業の様子は一番の出来でした!一人一人、今までさまざまなチャレンジがあったのですが、お子さん達、何か大きな壁を乗り越えたかのように成長しました!そしてお子さん達だけでなく、担任である私も今まで自分の中にあったハードルを乗り越えたような氣分で、涙が出るほど嬉しいです。 ここで一つ、保護者の皆さま方に人智学的医療(シュタイナー哲学)の考え方でお話しておきたいことがあります。お子さんが風邪などを引いて、高熱を出した時、皆さまはどうなさるでしょうか。高熱でうなされているお子さんを見ているのは忍びないですね。どうにか、子どもの苦しさを軽減してあげたいと思うのが親です。その際に、すぐに風邪薬や解熱剤を飲ませたりしていませんか?一晩や二晩くらいの高熱ならば、薬は飲ませず(命に関わる場合は別ですが)、子どもの汗を拭きとり、暖かくさせて、水分補給をし、ゆっくり寝させておきましょう。 発熱というのは、免疫力がウィルスや菌など、身体に不要な物と戦っている証拠です。意味があって、発熱しているのです。解熱剤で熱を下げてしまうということは、本来、とても不自然なことで子どもの免疫力を低下させてしまうばかりか、薬というのは常に副作用が伴います。日本では、風邪を引いただけですぐに小児科に連れて行くご家庭が多いですが、皆さま、もうこちらの生活が長いと思いますので、すでにお氣づきだと思います。こちらの小児科の先生は風邪くらいでは処方箋も出しませんし、注射もしません。ただ、水分をよく摂って、暖かくして休ませて下さいと言うだけです。親は子どもが心配で小児科に連れて来たのですが、ほとんど何もせずに追い返されてしまいます。 これはどういうことでしょうか。【人間の免疫力は使ってこそ、なんぼ】です。普段、子ども達が規則正しい生活をし、バランスの取れた食事と適度な運動をし、その季節に合わせたきちんとした服装をしているならば、ちゃんと私たちには免疫力というものが備わっているものなのです。その免疫力を試す時が、外から侵入して来たウィルス菌と戦う時です。戦うことによって、免疫力はさらにアップします。 ここでです。シュタイナーは「免疫力をどんどん使いましょう!」と言っています。どういうことかと言いますと、ただの風邪引きぐらいでしたら、「発熱ごときで薬を子どもに与えないで下さい」ということです。 子どもは、高熱を出して、それが引くと、精神的にも身体的にも成長します。皆さまのお子さん達の中でも、風邪でお休みされたお子さんがいらっしゃいますが、そういったお子さん達が元気になってクラスに戻って来た時は全然違います。高熱を乗り越えることで、精神的に一回り大きくなって帰って来ます。 ここでお約束ですが、「1日発熱したら、その後、2日間身体を休ませる」「2日間発熱したら、その後、4日間身体を休ませる」と発熱した期間の倍の期間を家で休養・回復させるというのが人智学的医療の考え方です。現代の忙しい私たちの生活スタイルの中で、お子さん達に薬を飲ませないで休養させるというのはとても大変なことと思いますが、このようなことを少しでも頭の隅っこに置いておいて下されば嬉しいです。 私たち、シュタイナー学校の先生達の間では、何か悩みがあったり、問題を抱えていると、「一晩、高熱を出したいわ!翌日には成長(解決)しているから」と冗談のように言う時があります。微熱程度ではなく、高熱じゃないとダメですね。 1月31日の授業に戻りましょう。この日のおやつは、節分が近いこともあり、巻き寿司を作りました。キュウリ、セロリ、アボカド、卵焼き、椎茸煮が集まりました!皆さま、ご協力ありがとうございました。お子さん達、自分の食べる細巻きは具を選んで、自分で巻きました。上手に巻けましたが、時々、具だくさんにしてしまったので、開きっぱなしになってしまった物もありました。それでも、自分で作ったお寿司を食べると、とてもおいしいですね!恵方巻きを意識して、細巻きを小さく切らず、1本そのまま、かじって食べました。小さくして食べたかったお子さんもいて、自分で工夫してちぎっていました。日本に行った時におばあちゃまが作って下さったことを思い出して、お話して下さったお子さんもいました。お寿司はいいですね。また、作りましょう! クラフトは前々回、お子さん達に描いてもらったシュタイナーの水彩画を鬼のお面にしました。お寿司で手が一杯でしたので、実際はお手伝いして下さったお母さま達に形にしてもらいましたが、副担任のY先生のアイディアの鬼のお面で、是非、節分の豆まきを楽しんで下さい! この日は、Mちゃんのお母さまのNさんと、Kくんのお母さまのNさんにお手伝い頂きました。Nさん、ラストミニッツでピンチヒッターのように駆けつけて下さり、ありがとうございました!鬼のお面は、小学部の終業式の間に他のお母さま方にも手伝って頂き、ありがとうございました。本当に助かりました。今後ともよろしくお願い致します。 さて、この日はT先生の最後のオイリュトミー(ユーリズミー)で、ぺムぺムとヘムヘムのお話でした。 「ずいずいずっころばし、ごまみそずい、茶壷に追われて、とっぴんしゃん、抜けたら、どんどこしょ、 俵のねずみが、米食ってちゅう、ちゅうちゅうちゅう、おっとさんが呼んでも、おっかさんが呼んでも、 行きっこなしよ、井戸の周りで、お茶碗欠いたの、だあれ」 「ここへ来てよ、日の光、庭の花も芽を出した、ここへ来てよ、日の光、私の心も歌い出す」 「結んで、開いて、手を打って、結んで、また開いて、手を打って、その手を上に」 「糸まきまき、糸まきまき、引いて引いて、トントントン、出来た出来た、小人さんのお靴」 「風そよぐ、銀色の月、お花おやすみ、花びら閉じて、風そよぐ、銀色の月」 季節の歌は以下の通りです。 「糸は針に続き、糸は針に続き、中に入ったり、外に出たりするよ 糸は針に続き、糸は針に続き、母は子どもの、服を直してくれるよ」 「押しくらまんじゅう、押されて泣くな、押しくらまんじゅう、押されて泣くな」 「なべなべ、底抜け、底が抜けたら、返りましょう」 「雪やこんこ、あられやこんこ、降っては降っては、ずんずん積もる 山も野原も、綿ぼうしかぶり、枯れ木残らず、花が咲く 雪やこんこ、あられやこんこ、降っても降っても、まだ降り止まぬ 犬は喜び、庭駆けまわる、猫はこたつで、丸くなる」 「大きな太っちょ雪だるま、ホウキを持って、帽子かぶり、 お日さま高くなって来たら、ドロドロドロドロ、溶けちゃった」 次回のすみれさんのクラスは2週間後の2月14日になります。バレンタインデーですので、本当はハート型のクッキーか何かを作りたい所なのですが、平日の幼稚園のクラスに小麦粉に対するひどいアレルギーがあるお子さんがいて、クッキーが作れません。ですので、おやつはいつものようにご飯にして、クラフトはハート型の匂い袋を作ろうと思います。 いつものようにリンゴ1つとお米を1合、お子さんに持たせて頂けると嬉しいです。 どうぞよろしくお願い致します。 すみれ組担任 Comments are closed.
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October 2020
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